2015年2月15日日曜日

N-BOX+とN-WGNの比較概論

年末にN-BOX+からN-WGN(Nワゴン)に買い換えた。

もちろんそれぞれ特徴があるが、今回は概論的に比較してみたい。

おおざっぱな感想としては内装ではN-BOX、走りではN-WGNといったところかな。

購入したN-WGNはカスタムのターボパッケージ。装備等では最上級グレードとなる。
N-WGNのセールスポイントの一つである安全性に関しても、運転席・助手席だけでなくサイドエアバック装備で自動安全ブレーキも装備されている。軽自動車初の安全性能五つ星と謳っているだけのことはあるようだ。

まあ天の邪鬼的にいうと安全性能は緊急の場合に発揮されるもので通常乗っているときには感じることはないけどね。

一方N-BOX+は運転席と助手席のエアバックは装備しているがサイドエアバックなどは装備されていない。
しかし日常使う装備ではN-WGNよりN-BOX+が良いなぁと思う箇所がいくつかあった。

細かいことになるが、もっとも感じるのがルームランプ。
N-WGNの場合は通常のランプでスライド式のスイッチになっている。
一方N-BOX+はプッシュ式のマップランプが付いている。
このマップランプが便利。というかマップランプに慣れてしまっていたので、無いことに非常に不便と感じる。
そのうちに慣れていくのだろうが、多少値段が張っても(ランプの値段なんて知れている)付けて欲しかったなぁ。

自分が乗っていたN-BOX+は非ターボで、買い換えたN-WGNはターボ車なので一概には比較できないけれど、走りに関してはN-WGNが優れていると感じる。
驚いたのはクルーズコントロール。以前2Lのアコードに乗っていたときにもクルーズコントロールが付いていたが、ホンダのクルーズコントロールは110km/hで巡航可能だった。ちなみに当時のトヨタ車は100km/hだったと記憶している。
普通車だったので110km/hまで可能だったが軽自動車ではどれだけなんだろうと思って試したら、なんと110km/hで巡航可能だった。軽自動車で110km/hでの巡航できるとは驚いた。

ちなみにN-WGNのパワーウェイトレイシオはダイハツのコペンと同程度。
パワーウェイトレイシオは「単位馬力あたりの重量」を指し、値が小さいほど優れた加速性能を持つことを示す。つまり、軽い車体に高出力のエンジンを乗せた車はパワーウェイトレイシオの値は小さくなり、この反対では大きくなる。
現在の軽自動車では最高出力が自主規制で64PSになっているので、必然的に車重が軽い車がパワーウェイトレイシオの値が小さくなる。
軽自動車でN-WGNより小さなパワーウェイトレイシオの値を持つのは、最近発売されたミラRSとホンダS660位しかない。
コペンは2シーターであるため、実用性と運動性能を考えるとN-WGNはトータルとして優れているだろう。
さらに付け加えると、高い運動性能に加え燃費もN-BOX+よりN-WGNの方が良いようだ。

常に複数の人数を乗せる機会が多い人はN-BOXも非常に魅力的だが、自分はほとんど一人で乗ることが多いのでN-WGNでも全く問題ないし、コストパフォーマンス的にはN-WGNが優れていると感じている。