エヌ坊にはVSAが標準装備されている。現時点で軽自動車で標準装備されているのはN兄弟(NBOX・NBOX+・NONE)だけだと思う。
VSAは技術用語では、ESC(Electronic Stability Control :横滑り防止装置)といい、VSAはホンダが付けた名称(固有名詞)で、Vehicle Stability Assist(ビークル・スタビリティ・アシスト)の略。ちなみにトヨタではVSCと呼ばれているらしい。
VSAは、ABS(4輪独立のブレーキ制御をおこなうアンチロックブレーキシステム)とTRC(エンジンの過大な出力を制御して車輪のすべりを軽減するトラクション制御)と各種センサとコントロールシステムから構成されている。
各種センサで車両が不安定になることを察知すると、ABSとTRCを適正に作動させて車両の安定を保つ。
VSAは普通自動車は2012年からすべての新型車、2014年からすべての新車で義務づけられ、軽自動車は2014年からすべての新型車、2018年からすべての新車で今後全ての日本車に義務づけられる予定。
VSAは、4WDほどではないが雪道のような滑りやすい路面での走行性能を高めることができるらしい。
ヨーロッパでは地域によって20cm程の積雪がある。ヨーロッパでは既にESC(ホンダで言うVSA)が標準装備されている車が多いため4WDの比率が少ないらしい。もちろん4WDには叶わないが、常に4輪駆動して燃費が悪い4WDに比べ、必要なときに働くESCは燃費の面で優位である。実際にボルボで4WDが設定されたのは日本で4WDが普及してしばらくしてから。何故ボルボに4WDが無いのか不思議だったが、FFとESCでそれなりに雪道が走れたのだ。
まあ実際にVSAを感じることはほとんど無い。というか作動してもドライバーにはそれは気づかない黒子のような役目だ。しかし無いと有るとでは大きな違い。VSAの標準装備が義務化されるのも、VSAが事故防止に大きな役割を果たすことが分かっているからである。しかしVSAが雪道では効果があるのは分かるけど、横風とかにも効果があるのかな?
これは良く分からん。まあ風が強い日に係わらずVSAが作動するような運転でなく、安全運転するのが大切かなと思う。限界を超えたらVSAが有っても無くても同じだもんな。
現在はオプション扱いが多いVSAだが、標準装備されているエヌ坊はその分割安感もあるよな。
0 件のコメント:
コメントを投稿